ライブ

2008年10月16日

Slipknotのライブに行った

Slipknot(スリップノット)
10月14日 Zepp Osaka


最近ライブに行くといつも思うことがあります。となりで暴れている若い奴と身体をぶつけあいながら、「彼がたぶん二十歳だとして、オレはその倍も生きてしまったのか」と。それは「イイ歳していつまでこんなことしてるんだ」という大人な気持ちと、「好きなんだからくたばるまで続けてやろう」というパンクな決意が入り混じった複雑な気分。今のところはまだ後者が勝ってますが、いつの日かライブに行かなくなるときが来るのでしょうか。

さて、ようやく念願の初Slipknot(スリップノット)。今まで何度か来日していますが不思議と仕事やら用事やら鬱やら瞬殺ソールドアウトやらで、行く機会を逃してきました。なので今回は気合い入りまくりで、仕事も休み、家で入念にストレッチなどをして磐石の態勢です。先週クリスタル・キャッスルズのライブに行ったばかりだというのに馬鹿ですね。もちろんこんなふざけた生活を、家族を養いながらいつまでも出来るとは思っていません。小心者なので数年後、いや一年後には生活に困窮してライブどころじゃない地獄が来るような気がして、いつも本気でドキドキしています。でも出発。

〜Zepp Osaka〜

小雨の降るなか会場に入ると、おお!アミバ(参照:北斗の拳)のごとく人相の悪い男や、山のフドウのようなゴツイ奴、タトゥー入りまくったイカツイ外国人達が結構います。女子もかなりライブ慣れしてる猛者っぽいのが多し。久しぶりに普通のギターロックのライブとは全然違うデンジャラスな顔ぶれに、俄然テンションが上がります。黒のバンドTシャツ着用率の異常に高いこと。

19:55、前座のマシーンヘッドがかなりの盛り上がりをみせつつ終了し、再度ステージの幕が閉じてのセットチェンジ。ロビーでしばし休憩した後、僕はいつものごとく前から2番目のブロックで待機します。照明が落ちると同時に柵をくぐって前列モッシュゾーンに飛び込むのが、昔からの得意技なのでした。

20:25、ついに場内が暗転!アルバム冒頭のあのゴゴゴゴゴゴゴゴというスリップノット独特のSEが流れ、怒号のような大歓声と絶叫の中、ゆっくりと幕が左右に開いていきます。
うぉぉぉぉぉぉー!逆光の中にはマスクをつけたメンバー9人がっ!劇画みたいに絵になるカッコ良さ。まだ曲は始まっていないというのに、登場だけで興奮しすぎて血が逆流しそうです。そしとコリィの咆哮とともにスタートした曲は何と1stからの「Surfacing」。キタァーーーーーッ!

当然のごとく、モッシュエリアがいきなり物凄いことになりました。パンチ合戦までは至らないものの、ガッシガシの肉弾戦で騒乱状態。とはいえこちらも現役でちょいとばかし武道をかじっているもので、顔面と背骨にキツイのをもらわないかぎり少々の打撃はオーケー。まだまだ若い者には負けてられまへんでぇ。メンバーと同じマスクをして頭の上をサーフしている奴や、サスケばりにプロレス用の覆面(笑)をして暴れている奴もいて、久しぶりのキチガイ沙汰が最高に楽しくてしょうがないです。オリァァァァァ!

ところでステージ上のメンバー達は全員が鬼のようなテンションかというと、実はそうでもありません。もちろんボーカルのコリィとドラムのジョーイは別です。この2人はもう格が違うというか、存在感と声・プレイで異様なオーラを放っています。対照的にギター×2とベースは大きなアクションもなく、割と普通に演奏。きっとリフや構成が複雑なうえにテンポが速いので、ある程度は手元に集中しないといけないのでしょう。

で、ステージをシリアス一辺倒ではなくで「ショウ」として盛り上げているのが、両サイドで一応パーカッションを担当している二人。自分のパートが無いときはバットを持ってウロウロしたり、マイクを持って客を煽ったりと常にアクティブに動き回っていて、そのコロコロの体型が微笑ましくもあります。ときどき右奥からターンテーブル担当のシドもステッキを振り回しながら前に出てきますが、あれ?一人足りません。おっと、ステージ左奥にサンプラー担当のクレイグがいたのを忘れていました。あの五寸釘がいっぱい突き出たマスクをしている例のメンバーです。結局この人だけはその場所から一歩も動くことはありせんでした。ダントツで存在感薄し。

またこの日はステージ後方で、火炎放射による火柱も上がりました。あんなのZEPPで観たのは初めてです。炎が出る度、うっすらとフロアまで熱気が伝わってきます。消防法はクリアできたのかと余計な心配をしてしまいました。パーカッションやドラム台もせり上がります。しかし何と言っても凄まじいのは曲そのもののパワー、これに尽きます。嬉しいことにセットリストの半分近くが1stからという感激&爆裂の選曲で、これは燃え上がらずにはいられません。コリィも必殺フレーズ「ナカユビタテロ〜」を連発。

アンコールはダメ押しで「People=shit」〜「(SIC)」というスリップノット史上、最高ランクに位置する怒涛のスラッシュナンバー2連発。身体中の毛穴から汗とともに最後のアドレナリンが吹き出し、本気で鼻血ブーです。これぞイキっぱなし、久しぶりの完全燃焼。終了後、ボロ雑巾のようになったTシャツを着替え、ビールを飲みながら家路につきました。我がライブ人生に一片の悔いなし。by コハゲ。

あ、でも不愉快なことが一つだけ。モッシュの最中に後ろから突き飛ばされたり、ケリを入れられたりとかは、普通によくあることなので特に何も思わないのですが、初めてライブ中に「ツネられる」という行為をされました。ケツのあたりに爪立てられてジーパンの上からギュ〜ッと。アチチッ。さすがにこれには頭きて誰じゃい!と振り返るも、あの状況じゃ犯人なんて分かりません。まったく、よしなさい!ツネるのだけは。

-- セットリスト --
01. Intro
02. Surfacing [1st]
03. The Blister Exists [3rd]
04. Get This [1st]
05. Before I Forget [3rd]
06. Liberate [1st]]
07. Disasterpiece [2nd]
08. Dead Memories [4th]
09. Psychosocial [4th]
10. The Heretic Anthem [2nd]
11. Prosthetics [1st]
12. Spit It Out [1st]
13. Duality [3rd]
14. Only One [1st]
−アンコール−
15. People=Shit [2nd]
16. (sic) [1st]


band_sliplive

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2008年10月08日

Crystal Castlesのライブに行った

Crystal Castles(クリスタル・キャッスルズ)
10月4日 心斎橋クラブクアトロ


あの衝撃的なサマソニでのライブから、たった2ヶ月での再来日。
東京ならいざ知らず、さすがにここ大阪ではキビしいか、クアトロは7割程度の入り。

それでもライブが始まった途端、
ウォ〜という野太い声があちこちから上がり、異様に盛り上がる。
「どれどれ、どんなもんかいな」的な様子見の客は皆無で、
コアなファンのみが集結したようである。
Voのアリスと同じようなオカッパ頭+目のふち真っ黒メイクの女子も結構いる。

いやしかしあのボーカルは相変わらずブッチギレていた。
もう1曲目からいきなり客席に飛び込んでくる。
必死に手を伸ばして肩に触れた。
目前で見たアリス、驚くほどに顔が小さい。

4つ打ち専門の生ドラムと、ゲームサウンドが交差する激しい電子音。
曲中の照明は通常のライティングは一切なしで、
最初から最後までず〜っとストロボ(いわゆる目つぶし)。
そんな色彩が黒と白だけのステージで、
彼女はCDよりも数倍ヒステリックな声で叫び、踊り狂う。
愚かな民衆が独裁者にアジテートされるのって、こんな感じだろうか。
ああ何てカッコイイ姿。馬鹿なオレをもっと洗脳してください。

ライブはジャスト45分間で終了、アンコールなし。
せめてもう1曲ぐらい観たかったけど、潔いのもまた良し。


さ、いよいよ来週は Slipknot(スリップノット)。
メチャメチャ凶暴なライブなることを期待してる。


band_crystal4

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2008年08月12日

サマーソニック08 ライブレポート(2日目)

SUMMER SONIC 08
8月10日 舞洲サマーソニック大阪特設会場


初日のテントはそのままにして帰れるので、2日目は新たにドリンクのみを補充して出発。時間的に余裕があるからここは一丁、公式Tシャツを買うためにグッズに並ぶか!と意気込むも、朝9時の時点で数百メートルの行列が出来ているのを目にし、二人とも速攻で挫折。あれって後ろの方の人は絶対買えていないと思う。天気は前日以上に快晴で、こりゃまたタフな一日になりそう。

Los Campesinos! (ロス・キャンペシーノス!)
UKウェールズ出身の男女7人組ポップ・バンド。CDどおりの、つんのめるような勢いがビシビシ伝わってくる。女性メンバーの溌剌さとは対照的にメインボーカルの男は、気の弱いブッシュ大統領みたいな顔して切なそうに歌い、ときどきチマチマと鉄琴を叩くのが面白い。アルバム一曲目の『Death to Los Campesinos!』が最高に楽しくて、早や本日一回目のピーク。しかしお目当てのThese New PuritansがSonic Stageで始まるため、耐えがたきを耐えて途中退場。

These New Puritans (ジーズ・ニュー・ピューリタンズ)
凄かった!あの鋭利なグルーヴがライブでも再現されるのか、やや不安だったのだが、ここのドラムはとんでもなかった。機械並みの正確さと爆弾のようなド迫力さで、ドッカンドッカン曲が進んでいく。ドラミングだけでも一見の価値アリ。さらに他の楽器やコーラスのアンサンブルも鉄壁なる4人。CD以上に不穏で呪術的なサウンドがスリリングに構築される様に、何度もサブイボ状態になった。もちろんシングル『ELVIS』ではフロアは発狂状態に。これで本日二回目のピークを迎える。

Blood Red Shoes (ブラッド・レッド・シューズ)
猛烈な勢いで続々と人が集まってくるので、いかに注目度が高いかが分かる。演奏が始まってすぐに判明したのは実はこの男女2人組、リズム・MC・動き・そして存在感と、全て童顔男性ドラマーのスティーブンが主導権を握っていたのだ。ステージでのローラはむしろ控え目。とはいえギターの腕は相当なモノで、手元を全然見ずにマシンガンのようなリフをザクザクと弾きまくる。ダイナミックなアクションのドラムも絵になるカッコ良さ。ただし数曲続くとちょっと単調さが感じられた。会場を出るときに気付いたのだが、入場規制でかなりの人が外に溢れていた。

〜休憩〜
ここで腹がへったので昼休憩。一番空いてそうなオアシスの端っこにある店でカレーを買い、別で買ったウインナーをその中に放り込んでテントへ戻る。カレー&ビールで腹を満たした後、持ってきた海パンに着替えてシャワーを浴びるとコリャたまらん。隣の兄ちゃんと目が合い、お互いニカッと笑う。汗を流して、濡れた身体を海風で乾かし、そのまま髭(HiGE)とホルモンに備えて、しばしゆっくりと休むことにした。するとほどなく友人が戻ってきて開口一番、「YELLEが素晴らしすぎた!」と言うではないか。しまった、またやられた。あ、そういえばSANTOGOLDも見逃した。


髭(HiGE)
ヒネクレモノ須藤寿が歌う、グランジをベースにした軽快なロック。この1年間、髭(HiGE)のアルバムは結構よく聴いていたので、歌う気満々で小さな Breeze Stageへ向かう。ゆっくりとしたオープニング『ハートのキング』に続いて、始まったのは必殺の『ロックンロールと五人の囚人』。この若い客たちの中で最年長だろうなオレ、と思いつつも一緒に大合唱し、本日3回目のピーク。それにしても途中からトレードマークのグラサンを外した須藤寿、なんて胡散臭そうな顔をしているんだ!アンタまさに歌詞そのまんまのトリックスターか。

マキシマム ザ ホルモン
あらゆる他のステージからSky Stageへ向けて民族大移動が始まる。これ全部ホルモンへ行くのか!?と目を疑うような光景が。そういえば会場内ではホルモンTシャツをやたら見かけたが、まさかここまで人気があるとは。しかしライブを体験すれば誰もが納得。首がもげるほどヘドバンをしながらの超絶テクと、ファンキーかつDEATHな歌。ステージ袖ではTriviumのメンバー達もノリノリ。見たか!この日本人パワーを。ときどきスクリーンに映し出されるモッシュゾーンも大変なことになっている。吉本新喜劇のようなMCには何度も爆笑した。

〜休憩〜 1曲だけThe Verve (ザ・ヴァーヴ)
太陽が沈んだ後にテントを畳むのは結構大変なので、ここでボチボチ撤収準備にかかる。ヴァーヴを聴きながらの後片付けというバチ当たりな贅沢。とはいえ、やはり気になってしょうがない。あかん『Bitter Sweet Symphony』だけでもとOcean Stageへ歩き出した瞬間、あのストリングスのイントロが鳴り響く!ちょ、待ってくれ〜と猛ダッシュしてギリギリ歌までに間に合った。うわ〜黄金色に輝くステージから放たれるリチャードの声の、何たる神々しさ。ほんの数分だけではあったがキッチリ夢見心地に。

Sex Pistols (セックス・ピストルズ)
遂に2日目のハイライト。生ける伝説を一目見ようと、若者から初老のオッサンまで多様な面々が集まった。しかしステージの照明が暗転して大歓声の中、長い長いSEが終わりいよいよか!となったところで、あろうことか再度レゲエのBGMが流れて一向に出てくる気配なし。完全にナメられているオレたち。やはり騙されているのか?それから15分後、さらに照明が落とされ、先ほどと同じSEが。しかし今度こそ伝説の男ジョン・ライドンは登場した。うわっホンモノや!という声があちこちから聞こえ、大勢がステージ前へ殺到する。『Pretty Vacant』で始まり『EMI』で終わる本編、アンコールでは『Bodies』に『Anarchy in the UK』と予定調和の懐メロ大会。みんなそれを期待していたし、バンド側ももちろん承知している。これでいいのだ。僕はもうお腹いっぱいになり会場を出る。実はその後さらに2度目のアンコールもあったようで、キャンプエリアに到着してもまだ音が聴こえていた。

2日目のまとめ
2日目のベストはThese New Puritans。あそこまで腹の底から揺さぶられるような迫力があるとは想像だにしなかった。あとはもう色んな意味で最後のピストルズに尽きる。ジョン・ライドンは意外とそんなに太っておらず、表情もエキセントリックさ満点。が、一曲終わるごとに「アイ キャ〜ント ヒア ユ〜」と幼稚園児に諭すように客のレスポンスを求めるのには閉口した。その度に全員で「イエ〜ィ(もうええがな・・・)」と応えなければ機嫌が悪くなるのだ。ジイさんがクドイのは万国共通なのか。ちなみにスティーブ・ジョーンズはトドの体型をした恐ろしいマフィアのボスみたいだった(笑)。でも全てが良い思い出になった最後でした。ありがとう。


 
Blood Red Shoes時の入場規制。ここからさらに200mほど並んでいた。 冷やしキュウリを売っていたお姉さん。赤いサッカーユニがグッドです。
昼過ぎに物販コーナーへ行くも、良さげなやつは何ひとつ残っていない。 会場スタッフ用のTシャツ。売られていた公式Tシャツよりもカッコ良いではないか。
Ocean Stageは昨年よりも空いていることが多く、適度にのんびり観れた。 やっぱ夏は野外でカレーだ!そして岩城晃一になればいい!!
ホルモンを求めての大移動。もちろんホルモン焼き屋へ、なわけはない。 このシャワーには3度も救われた。「命の泉」と勝手に名づけさせてもらう。
2日目の夕暮れ。もうすぐオレの夏が終わってしまうのか(泣)。 ついにピストルズ開演が近づく。明らかに40代後半とみられる元パンクス?も。


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2008年08月11日

サマーソニック08 ライブレポート(1日目)

SUMMER SONIC 08
8月9日 舞洲サマーソニック大阪特設会場


朝8時半頃に会場のP2駐車場に到着。テントとクーラーBOXを下ろし、リストバンド交換所へ向かう。運営側&来場者ともに舞洲2年目ということもあって、今年はスムーズに人が流れている。すでにグッズエリアに長蛇の列が出来ているのを横目に、キャンプエリアへ一直線。汗だくでテント設営後、ビールを飲んでゆっくり休憩し、さぁ出発。

The Telephones (ザ・テレフォンズ)
まずはオープニング・アクトでウォーミングアップ。この日本のバンドはダンサブルでややニューウェーブという、最近のUKぽいサウンドだが、ギターはかなりの爆音。The Raptureのハードポップ版のよう。ガリガリに痩せたキーボードの変テコな動きとダンスにかなり笑った。軽くテンションが上がり、いい感じ。

Silversun Pickups (シルバーサン・ピックアップス)
ここからが今年の本番。しょっぱなから俄然期待が膨らむ。ところが一曲目、直線的なビートと演奏の線の細さに、いきなりアレッ?となる。CDで聴くようなグルーヴのウネリが無く、かなりこじんまりした印象。最初PAのせいなのかとも思ったが二曲目も同様だったので、そうなるとSky StageのThe Ting Tingsが気になってしょうがない。開始時間が若干ズレているので、今からダッシュかましたら十分間に合うかもと時計を確認し、急遽Sonic Stageを出ることに。

The Ting Tings (ザ・ティン・ティンズ)
そしてあともうちょいで到着というときに、あぁぁ!Great DJのイントロが聴こえる!!ヒ〜ッさらに猛ダッシュし、何とか途中から観ることが出来た。すでに凄い人である。チープで音数の少ないサウンドがスカっとした開放感となり、見事に野外の青空にハマっていた。そしてケイティ・ホワイトの声とルックスの際立った存在感。大型スクリーンに思わず目が釘付けになってしまった。最後まで観たかったのは山々だが、MGMTが始まるのでまたもやSonic Stageへ戻ることに。朝からこんな無茶な往復してたら間違いなく死ぬ予感がする。

MGMT
今年一番気に入っているNYの2人組。CDとは違いライブは5人組編成で全て生演奏である。アンドリュー(Vo)がとても小さくて華奢だ。ベンは阪神タイガースのハッピを羽織ってベースを弾いている(笑)。演奏はCDよりもさらにズブズブのアナログ70年代サイケで、これまた新鮮。ややマーキュリー・レヴに近い感じがした。そして最後の曲を残すのみとなったところでサポートメンバーが引っ込み、ステージは本来の2人だけが残る。アンドリューは新たにインド風な衣装を羽織り、べンもハッピを脱ぎパーカー姿に。みんなこの瞬間を待っていた。テープによる『Kids』のあのイントロが流れ出すとウキャ〜!!フロア全員大合唱、ステージの二人も踊りながら、そしてジャレあいながら歌っている。後ろを振り返るともうギッシリの客。この盛り上がり度、何たる幸せ。本日一度目のピーク。

Crystal Castles (クリスタル・キャッスルズ)
ライブであの凶暴なエレクトロサウンドがどうなるのか、こちらも期待度高し。ステージにはまず青いマスクをしたドラマーとキーボードが登場し、イントロの途中でボーカルのアリスが走り込んでくる。目の周りを真っ黒に塗ったゴスメイク、髪をかきむしり暴れ叫び、そして2曲目にはもう観客の中にダイブ!!のっけから会場は異様なまでにヒートアップ。スゴすぎるぞ、この女!パンク度120%の欧米か!すでにタイツはビリビリ、パンツ丸見えで大の字、そんなの全く気にする様子もなく今度はスピーカにもよじ登る。音の方も生ドラムも加わってさらに攻撃度がアップ、死ぬほど踊ってしまった。絶対に単独でまた観たいと思わせる壮絶なライブ。早くも本日ニ度目のピークを迎える。

〜休憩〜
ここで一休み。オアシスエリアでスパイシーチキンと豚まんを仕入れ、テントに戻ってビール。この後のThe Kooksに備えて休憩するため、JUNKIE XLは諦めることに。キャンプエリアからはOcean Stageに加え、Sky Stageの音とステージの様子も結構よく分かるので、キャンピングチェアに座ってゆっくり眺める。しかし聴こえてくる、凄まじくアッパーなビートの連発と、揺れ動く観客の波に「しまった・・・」と、ちょっと後悔。間近で観ていた友人によると、やはりめちゃめちゃカッコ良かったらしい。とはいえ体力を温存しないと、とてもじゃないがこの後もたないので諦めも肝心。

それよりも気になったことが一つ。その友人がオアシスエリアでドコモブースのゲストに、ティンティンズの2人がやって来ているのを2mの至近距離で遭遇したらしい。「ケイティはとんでもなく可愛いかった!」と言っていた。またもや「しまった・・・」。


The Kooks (ザ・クークス)
ドラマーの怪我により、直前にメンバーが交代しての来日だったが、そこはワールドワイドで人気のプロ、難無くクリア。1曲目『See The Sun』〜2曲目『Eddie's Gun』と、最高の曲順で初っ端からトバす。さらにこのバンド特有の適度にユルくリラックスした雰囲気が、屋外でのライブにぴったり。ちょっとうわずったような、色気たっぷりのルークの声は、やはり生で聴いてても本当に素晴らしい。観客の外国人率もかなり高く、幸せそうに歌っているカップルの多いこと。みなさん、お若くてよろしいな。

Radwinps (ラッドウィンプス)
一度テントへ戻りプチ休憩後、Super Furry Animalsを観ようと歩き出すも、ちょいと我が息子の大好きなRadwinpsへ寄り道。かなり疲れてきたので、超コンパクトなマイ折りたたみ椅子を出し座ってみる。おお!恐ろしく高い演奏力にビックリ。クークスの後、アリシア・キーズの前、という手強い出演順でも堂々としたもである。とはいえ知らぬ間に座ったまま爆睡してしまい、起きたときには何もかもが終わっていた。やはり午前中からビールを飲みすぎると、午後寝てしまうな・・・。

〜休憩〜
Spiritualizedを観たかっただが、行くと確実にトリのColdplayを観る余力が無くなりそうだったのでテントへ戻る。そういえば今年からシャワー設備もあるものの、外から丸見えのタイプなので海パンが無いとさすがに使えない。2日目は絶対に持ってこようと誓い、正面に見えるAlicia keysのステージを眺めながら、またもやウトウト。いつしか左手のSkyStageからDEVOの熱い演奏が聴こえてくる。しかし無理はしない。

Coldplay (コールドプレイ)
日も暮れていよいよトリのColdplay。大歓声の中登場したメンバーは、あの例の軍服ぽい衣装を着ている。実はそんなにコープレファンでは無いのだが、やはりいざこうやってライブを目の当たりにすると何もかもが完璧で、特に『In My Place』〜『Viv La Vida』と連発したときには、ちょっと感極まるものがあった。途中では何とピアノの弾き語りで『世界に一つだけの花』を日本語で歌うクリス。メンバー全員を連れて、ざわざわステージの一番端で演奏したりと、サービス精神も満点である。そして『Yellow』は、もちろん一分の隙もなく美しかった。パーフェクト!本日三度目のピークを迎えて終了。

1日目のまとめ
マイベストは何といってもCrystal Castles!あまりにもインパクトが強烈で今でも目に焼きついている。残念だったのは、やや地味すぎたSilversun Pickups。勝手にスマパン的な爆発力を期待しすぎたのかもしれない。トリのColdplayは意外にも超満員ではなく、適度に踊れる空間がありバカ快適だった。どうやらFatboy Slimが一番多かったと友人に聞いた。2ちゃんの現地レポートでは、規制が予想されたJusticeはかなり空いていて、The Jesus & Mary Chainに至っては気の毒なくらいガラガラだったらしい。今回大阪のチケットは売り切れなかったので、全体としては客数が少なかったのかもしれない。(2日目レポへ続く)


 
キャンプエリアで朝ビール。そしてとりあえずホルモンポーズで気合注入。 今年は大阪ソールドアウトせず。両日ともに当日券あり。
砂埃対策として屋外ステージ前には人工芝が敷かれるようになった。 Sonic Stage 開演前。唯一の涼しい場所なので14時以降はモロ避難場所に。
ビールのスポンサーは昨年のハイネケンからコロナに変わった。 恒例 docomoブースのお姉さん。もちろんこの人はケイティではありません。
Dance Stageの蒸し風呂状態は解消されず。毎回どエライ湿度になる。 キャンプエリア左に見えるSky Stage。手前はチャリンコでタダ見しに来た近所の若者。
圧巻のコープレ。3千万枚以上を売り上げるバンドってスケール感が凄い。 オーラスの花火。昨年とは違って、帰りの渋滞も全然マシだった。やるなクリマン。


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2008年07月03日

曽我部恵一BANDのライブ 再び

曽我部恵一BAND
7月3日 なんばHatch


曽我部恵一BANDのライブを観に行った。
昨年12月の神戸スタークラブでのライブに引き続き2回目である。

またもや大感激。
心のリミッターが振り切れて、泣きそうになること約五回。
顔をクシャクシャにして歌い、叫び、演奏する4人の溢れんばかりの生命力と輝きに、
同じ男ではありながらも、とてつもない色気を感じた。
何度でも観たいパーフェクトな4人。まさにキラキラ。


そしてライブ終了後、ひとり梅田のラーメン屋で餃子と焼豚を食べ、ビールを飲む。
完全にオッサン。腰がダルいよ。

最近ライブはもっぱら一人で行くことが多いし、
昔のように会場で、誰か知り合いに偶然出会うなんてこともなくなった。
この歳ならもうしょうがないかとも思うが、それでも一抹の寂しさを感じる。
誰かと感動を分かち合いたくなるときもある。

そうだ。
いつかあのバンドの素晴らしきライブを、息子にも見せてやりたいなあ。



band_sokabe7

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2007年12月08日

DAFT PUNKのライブに行った

DAFT PUNK 'dafunkfest'
12月6日 神戸ワールド記念ホール


音と光の洪水、そして観衆の絶叫とダンスダンスダンス。
ありえない… 信じられん… 何てこった!
ライブの途中、興奮のあまり何度もそう思った。
10年分、踊り狂ったかも。

前座のブンブンサテライツやKAVINSKYも結構良かった。
しかし!噂には聞いていたけど
ダフト・パンクは全てがもうケタ違いに凄かった。超規格外。
音響・照明・演出・そしてライブ用の怒濤のハードコアアレンジ!

会場中どこでも行き来できたので、フロア前方でもスタンド後方でも観たが、
どちらも感動が寸分たりとも変わらないのは驚愕の一言。
これが世界最高峰のテクノユニットのライブか。

ところであの宇宙船のようなピラミッドの仕組みは一体どうなってるんだろう?
あらゆる色の照明効果や映像が、変幻自在に
音とシンクロして強烈な光を放射しまくる。確実に脳ミソのシワが減ったな。
それでも関西人なら突っ込まずにいられない。

「そのピラミッド、応用ききすぎですがな…。」

日が明けてもまだ余韻が残っています。


daftpunk3.jpg


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2007年12月07日

曽我部恵一BANDのライブに行った

starclub.jpg曽我部恵一BAND
12月5日 神戸スタークラブ


いきなり一曲目からメンバー全員ヘッドバンキング、
二曲目ではフロント3人が
ステージ前のお立ち台(?)に上って客を煽る煽る。
ウギャ〜。CDと違いすぎ、でも楽しすぎるぞ!

こんなにも満面の笑みで嬉しそうに演奏する
ロックバンドを見るのは初めてかもしれない。
見ているこちらも嘘みたいに楽しすぎて、
まるで映画を見ているような錯覚をおぼえた。
感極まって不覚にも二度ほど泣きそうになる。

終盤、曲間のチューニングの途中でシ〜ンとなっていたので
思わずステージに向かって叫んだ。
「また来て〜っ!」

すかさず曽我部さんが 「オイッ、まだ終わってないよっ!」
ベースの大塚さんが 「でもまた来るけどね!!」
と、切り返してくれた。
ドッと観客みんなが笑う。

小さなハコ(ライブハウス)で、素晴らしいライブを見る。
何歳になってもこの上ない幸せ。



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人生はフライングV
音楽(ロック)雑誌やフリーペーパーの発行情報、日記、おすすめの曲などを掲載しています。
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コハゲ
四十歳・子持ちにして、いまだに音楽誌をチェックしてはCDを買いあさり、ライブに足を運ぶロック馬鹿。
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