May 30, 2010
今週の一曲:Epic Soundtracks
Epic Soundtracks/Falling Down <1992年>
先週のニッキ・サドゥンの流れで、今回はEpic Soundtracks(エピック・サウンドトラックス)を。
エピック・サウンドトラックスは本名をKevin Paul Godfrey(ケヴィン・ポール・ゴドフリィ)といい、
ドラマーとして兄のニッキとともに、伝説のポスト・パンクバンド Swell Maps(スウェル・マップス)
で音楽のキャリアをスタートした。
80年にスウェル・マップスが解散した後は、また兄のバンドであるJacobites(ジャコバイツ)や
Crime And The City Solution(クライム・アンド・ザ・シティ・ソルーション)、
These Immortal Souls(ジーズ・イモータル・ソウルズ)などでドラムを叩き、
初のソロアルバムを出したのは92年、彼が32歳のときだった。
リリース当時、ソニック・ユースの面々やJ.マスシスらが参加したこともあり、
ちょっとだけ日本でも新譜紹介の欄程度には紹介された。
実はボクはその小さな記事が彼のファーストアルバム『Rise Above』を知るきっかけとなったのだが、
そのときはまさか生涯の愛聴盤になるとは想像だにしなかった。
ニッキの声が触れるもの全てをオンボロの敗残者にしてしまうのに対し、
エピックの柔らかく線の細い声は、白い陽だまりの中、バルコニーに腰掛け
遠い思い出に浸るかのように、聴く者をゆっくりと感傷的な気分にさせる。
どこか初期のトッド・ラングレンやキャロル・キングにも通じる部分もある。
しかし背負った宿命なのか、命の炎が今にも消え入りそうな儚い空気感は、
ニッキとともに兄弟2人だけが抱える救いがたい翳が生み出したものであり、
それこそが彼らの音楽を特別なものにしていた最大の要素とも言えた。
ボクはいつか彼の歌を生で聴くことを楽しみにしていた。
小さなライブハウスで、ピアノの前に座って歌う彼の姿を想像していた。
しかしその願いは叶うことはなく、結局3枚の素晴らしいオリジナルアルバムを残して
エピックは37歳の若さで自らの命を絶ってしまった・・・。
せめて廃盤になっているファーストアルバムが復刻されて、もっと多くの人に聴かれること願う。


先週のニッキ・サドゥンの流れで、今回はEpic Soundtracks(エピック・サウンドトラックス)を。
エピック・サウンドトラックスは本名をKevin Paul Godfrey(ケヴィン・ポール・ゴドフリィ)といい、
ドラマーとして兄のニッキとともに、伝説のポスト・パンクバンド Swell Maps(スウェル・マップス)
で音楽のキャリアをスタートした。
80年にスウェル・マップスが解散した後は、また兄のバンドであるJacobites(ジャコバイツ)や
Crime And The City Solution(クライム・アンド・ザ・シティ・ソルーション)、
These Immortal Souls(ジーズ・イモータル・ソウルズ)などでドラムを叩き、
初のソロアルバムを出したのは92年、彼が32歳のときだった。
リリース当時、ソニック・ユースの面々やJ.マスシスらが参加したこともあり、
ちょっとだけ日本でも新譜紹介の欄程度には紹介された。
実はボクはその小さな記事が彼のファーストアルバム『Rise Above』を知るきっかけとなったのだが、
そのときはまさか生涯の愛聴盤になるとは想像だにしなかった。
ニッキの声が触れるもの全てをオンボロの敗残者にしてしまうのに対し、
エピックの柔らかく線の細い声は、白い陽だまりの中、バルコニーに腰掛け
遠い思い出に浸るかのように、聴く者をゆっくりと感傷的な気分にさせる。
どこか初期のトッド・ラングレンやキャロル・キングにも通じる部分もある。
しかし背負った宿命なのか、命の炎が今にも消え入りそうな儚い空気感は、
ニッキとともに兄弟2人だけが抱える救いがたい翳が生み出したものであり、
それこそが彼らの音楽を特別なものにしていた最大の要素とも言えた。
ボクはいつか彼の歌を生で聴くことを楽しみにしていた。
小さなライブハウスで、ピアノの前に座って歌う彼の姿を想像していた。
しかしその願いは叶うことはなく、結局3枚の素晴らしいオリジナルアルバムを残して
エピックは37歳の若さで自らの命を絶ってしまった・・・。
せめて廃盤になっているファーストアルバムが復刻されて、もっと多くの人に聴かれること願う。



