2009年06月13日

今週の一曲:荒井由実

荒井由実/ひこうき雲 <1973年>

先日、関西のとある地方都市に行ったとき
国道沿いの大きな古本屋で、1枚百円のLPレコードコーナーを発見した。
壁一面にズラリとレコードが並んだ巨大な棚の前で小躍りするも
その後に用事を控えていたので、大急ぎでチェック!

さすがに百円均一ともなると、そのほとんどが松田聖子や中森明菜などの古い歌謡曲系、
もしくはラヴァーボーイ(笑)やエア・サプライなどの80年代ビルボードチャートもので占められてはいるが
それでも現在手元に残ってないけども、また聴き返したいアルバムがポツポツとあり、
ボズ・スキャッグス、ジャニス・イアン、ABBA、沢田研二、YMOなどを片っ端から抜いていく。
あ〜全然時間が足らない!

そんな中、一番嬉しい掘り出しものだったのが
この荒井由実のファーストアルバム『 ひこうき雲 』。
漆黒のブックレットもちゃんと入っていた。

band_arai

細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆らキャラメル・ママによる演奏をバックに、
若干19歳のユーミン(現・松任谷由実)が歌った、蒼い宝石のような10曲。
表題曲に限らず、全編を通してどこか「死」がすぐ傍にあるような香りが、
30年以上経った今でも、いや今だからこそリアルに湧き上がってくる。
雨の日に聴くのは底なしにメランコリックになるから危険。これホント。

絶対的な才能の量と、最初にして最高傑作という意味では椎名林檎のファーストと同等か、
それ以上の煌きを持った一枚なので、ホントに貴重な買い物でした。
あ〜あの店また行きたい。けどETC搭載車じゃないので高速代で赤字か・・・。


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この記事へのトラックバック

1. 【第11位】 日本のロック名盤 〜20 Greatest Jap Rock Albums Ever〜  [ Music For Life 〜音楽と生きる〜 ]   2009年08月28日 13:43
荒井由実 : ひこうき雲 (1973) 「“ユーミンは全部持ってますよ。アメリカで生まれてたら、きっと今以上にもの凄い大スターだったと思う。”」 山本精一 ― ( 松山晋也著『めかくしプレイ』にて ) 「“この時19歳の荒井由実は、アルバム冒頭、自殺した...

この記事へのコメント

1. Posted by ごんちゃん   2009年06月13日 19:54
ユーミンは、やっぱり初期のころがいいですね。
「あの日に帰りたい」「やさしさに包まれたなら」「海を見ていた午後」など、新玉の名曲が並びます。
今の巨大ショー化したライブなど、軽く引きますもんね。
2. Posted by white   2009年06月13日 21:58
まず記事を読む前に画像が目に飛び込んできて、HIKO-KI GUMOと書かれた文字のHIKO-KIをぼんやりと見てGUMOに視点が合ったせいでしょう。

ガンモ?グーグーガンモかな?とか思いました。


さて、松任谷由実さん。
これは1STでしたね?さすがに僕はチェックしてなかった作品です。
あの、あんなに売れてたのにタイトルすら思い出せないけど、僕はバブル期のゴージャスな頃、バンバンTVやスキー場で流れてた時代の育ちなので、どうも、ユーミンと聞くと敬遠してしまいます。

中学の時の年上の彼女はユーミン最高!みたいな感じだったけど・・・(後に、ドリカム最高!ってなってたみたいですが)趣味が合いませんでした。。。

でも、スタジオジブリの魔女の宅急便で流れる曲群は素晴らしいと思います。
3. Posted by とら   2009年06月13日 22:37
>絶対的な才能の量と、最初にして最高傑作という意味では椎名林檎のファーストと同等か

!!!!!!
私もそう思います!
私はユーミン世代で、後追いで新井由実作品を聴いたのですが、どの作品も好きで、特に1stの透明感と張り詰めた感じがよいと思います。シングルではラストの「翳りゆく部屋」が特に素晴らしいと思っています。

話は変わりますが、息子さんとのRADWIMPSセッション良いですね〜。「有心論」「セツナレンサ」とかかなぁと勝手に憶測してます(笑)。素敵な親子関係ですね☆
4. Posted by コハゲ -管理人-   2009年06月14日 22:00
>ごんちゃん

何か途中からは一大スペクタクル・イベントになってしまいましたね〜。
やっぱりトレンディドラマ(死語)で使われるようになってからだったと思いますけど
さすがにアレは引きますよね。
周りには一度ユーミンのライブに行ってみたい!というヒトがホントに多かったですが・・・。
でもやっぱ憂いのある初期の頃が最高です。
5. Posted by コハゲ -管理人-   2009年06月14日 22:03
>whiteさん

そういえばスキー場とかでもガンガン流れていたようですね、あのバブリーな頃。
ボクといえば細々とバンド演っていたもんで何の恩恵も受けていない、あのバブリーな頃。
しかも「中学の時の年上の彼女」ですと?ムキーッ!なんと羨ましい青春!
あ、魔女の宅急便、『やさしさに包まれたなら』ですよね?あれは素晴らしいです。

そういえば「グーグーガンモ」って、久しぶりにその文字自体を見た気がする(笑)。
6. Posted by コハゲ -管理人-   2009年06月14日 22:04
>とらさん

同じく荒井由実時代のラストシングル『翳りゆく部屋』が死ぬほど好きです。
初めてあの曲を聴いたのは小学4年ぐらいのときだったのですが
なんて切ない歌なんだ!と、子どもながらに衝撃を受け、鳥肌が立ったのを憶えています。
あのシングル、B面は『ベルベット・イースター』だったんですね。

ラッドのセッションは、3枚目収録の『セプテンバーさん』なのでした。
ボクが一番好きなのは『セツナレンサ』です!
7. Posted by ヒゲ☆メガネ   2009年06月17日 02:38
曲と曲名は一致しないのですが、ユーミンは両親がめちゃくちゃ好きで聴いていたので、思い出だけはどっさりあります!

小さい頃、高速で田舎の実家に帰る時は必ずユーミン(か、僕のキン肉マンのテープ笑)でした。
とある日なんて、
父「ユーミンのこのテープは前の里帰りん時聴いたやん」
母「でもアタシはこれが聴きたいの」
父「ワシはこっちが良いんや!」
と行く前から喧嘩がおっ始まって大変でした(笑)。
弟と二人で「どっちも聴いたらええがな」と呆れましたよ(笑)。
8. Posted by コハゲ -管理人-   2009年06月17日 22:14
>ヒゲ☆メガネさん

あぁ何だかとてもイイ話です。
お会いしたことないのに、微笑ましい情景が目に浮かんでくるようです。
音楽には、古い思い出を瞬時にしてブワーっと喚起させる力がありますよね。
そんなときって・・・知らぬ間に遠くまで来てしまったな、とか思いませんか(笑)。

そういえば「あの日にかえりたい」という曲もありました・・・。

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