2009年01月24日
今週の一曲:Mercury Rev
Mercury Rev/Butterfly's Wing <2008年>
よく「白日夢のように」とか「ドリーミーな」などと形容されるサイケデリックな音楽を語る場合、近年ではその根底というか引き合いの対象に、Flaming Lips(フレーミング・リップス)とMercury Rev(マーキュリー・レヴ)というアメリカの2大サイケデリック・バンドが挙げられることが多い。
元々は荒々しいガレージサイケでスタートした両バンド、どちらも現在のドリーミー路線へシフトして大ブレイクとなったのだが、その成功はマーキュリー・レヴのベーシストにしてプロデューサーでもあるデイヴ・フリッドマンの手腕によるところが大きい。

マーキュリー・レヴには最初、デヴィッド・ベイカーという少々エキセントリックなボーカルが在籍しており、1st&2ndは彼のカラーが濃く出たカオティックな作品であった。しかしデヴィッドが脱退して、ギターのジョナサン・ドナヒューがボーカルを務めた3枚目の『See You On The Other Side』(1996)からは、デイヴ・フリッドマンが全面的にプロデュースを担当し、それまでの激しい爆音は完全に後退、替わりにフルートやストリングスなどのオーケストラ楽器が大々的に取り入れられ、万華鏡的な世界が構築されるようになった。(個人的にはこのアルバムが一番好き!)。そして4枚目の『Deserter's Songs』(1998)ではさらにその路線が推し進められ、欧米で軒並み高評価を得た。

Mercury Rev/See You On The Other Side
サウンドが劇的に美しく進化したフレーミング・リップスの超名作『The Soft Bulletin』(1999)もデイヴ・フリッドマンのプロデュースであり、温かさと生々しさを併せ持った独特な各楽器の空間処理(特に奥行きのあるドラムサウンド)は、リスナーだけでなく様々なバンドの間でも評判を呼び、それ以降彼は引っ張りだこの売れっ子プロデューサーとなる。

The Flaming Lips/The Soft Bulletin
さてマーキュリー・レヴはその後、5枚目の『All Is Dream』(2001)・6枚目の『The Secret Migration』(2005)と、4枚目からのシンフォニックな路線が続き、さすがにマンネリな空気がチラホラ漂い始めたため、昨年9月に新作『Snowflake Midnight』がリリースされた際には、ファンの間でも耳にする前には「果たしてどうなんだろ?」みたいな不安があったのだが、これが何とも嬉しい驚きが待っていた!
彼らの強みである柔らかなサイケ感は残しつつも、新しく大胆なまでに導入されたエレクトロニカの要素が見事に融合し、そのアンビエントなサウンドスケープは粉雪が舞い落ちるかの如く、また夜桜が散るかの如く繊細で幻想的なものとなった。実はコレ、昨年度のマイベスト5に入れたかったアルバム。漆黒の背景にウサギというジャケも凄くいいのよね。

Mercury Rev/Snowflake Midnight
※こちらのページの左側がDave Fridmannプロデュースの作品群。
Number Girl、Zazen Boys、Mass of The Fermenting Dregsなどの邦楽バンドも。
Mercury RevのMySpace )))
よく「白日夢のように」とか「ドリーミーな」などと形容されるサイケデリックな音楽を語る場合、近年ではその根底というか引き合いの対象に、Flaming Lips(フレーミング・リップス)とMercury Rev(マーキュリー・レヴ)というアメリカの2大サイケデリック・バンドが挙げられることが多い。
元々は荒々しいガレージサイケでスタートした両バンド、どちらも現在のドリーミー路線へシフトして大ブレイクとなったのだが、その成功はマーキュリー・レヴのベーシストにしてプロデューサーでもあるデイヴ・フリッドマンの手腕によるところが大きい。

マーキュリー・レヴには最初、デヴィッド・ベイカーという少々エキセントリックなボーカルが在籍しており、1st&2ndは彼のカラーが濃く出たカオティックな作品であった。しかしデヴィッドが脱退して、ギターのジョナサン・ドナヒューがボーカルを務めた3枚目の『See You On The Other Side』(1996)からは、デイヴ・フリッドマンが全面的にプロデュースを担当し、それまでの激しい爆音は完全に後退、替わりにフルートやストリングスなどのオーケストラ楽器が大々的に取り入れられ、万華鏡的な世界が構築されるようになった。(個人的にはこのアルバムが一番好き!)。そして4枚目の『Deserter's Songs』(1998)ではさらにその路線が推し進められ、欧米で軒並み高評価を得た。

Mercury Rev/See You On The Other Side
サウンドが劇的に美しく進化したフレーミング・リップスの超名作『The Soft Bulletin』(1999)もデイヴ・フリッドマンのプロデュースであり、温かさと生々しさを併せ持った独特な各楽器の空間処理(特に奥行きのあるドラムサウンド)は、リスナーだけでなく様々なバンドの間でも評判を呼び、それ以降彼は引っ張りだこの売れっ子プロデューサーとなる。

The Flaming Lips/The Soft Bulletin
さてマーキュリー・レヴはその後、5枚目の『All Is Dream』(2001)・6枚目の『The Secret Migration』(2005)と、4枚目からのシンフォニックな路線が続き、さすがにマンネリな空気がチラホラ漂い始めたため、昨年9月に新作『Snowflake Midnight』がリリースされた際には、ファンの間でも耳にする前には「果たしてどうなんだろ?」みたいな不安があったのだが、これが何とも嬉しい驚きが待っていた!
彼らの強みである柔らかなサイケ感は残しつつも、新しく大胆なまでに導入されたエレクトロニカの要素が見事に融合し、そのアンビエントなサウンドスケープは粉雪が舞い落ちるかの如く、また夜桜が散るかの如く繊細で幻想的なものとなった。実はコレ、昨年度のマイベスト5に入れたかったアルバム。漆黒の背景にウサギというジャケも凄くいいのよね。

Mercury Rev/Snowflake Midnight
※こちらのページの左側がDave Fridmannプロデュースの作品群。
Number Girl、Zazen Boys、Mass of The Fermenting Dregsなどの邦楽バンドも。
Mercury RevのMySpace )))
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この記事へのコメント
1. Posted by ヒゲ☆メガネ 2009年01月26日 00:41
フレーミング・リップスもマーキュリー・レヴも一枚も持ってないのですが、この曲めっちゃ良いですね〜。
かなり気に入ったので近々チェックしてみます^ ^
かなり気に入ったので近々チェックしてみます^ ^
2. Posted by コハゲ -管理人- 2009年01月26日 21:09
>ヒゲ☆メガネさん
いいですよ〜マーキュリー・レヴ!
これはきっとヒゲ☆メガネさんも好みだと思います。
しかも新作はジャケもウサギ(笑)。ひょっとしてガンちゃん・・・な訳ないか。
なんでしたら、いつでもメール一本で○○ますのでコッソリお気軽に。
いいですよ〜マーキュリー・レヴ!
これはきっとヒゲ☆メガネさんも好みだと思います。
しかも新作はジャケもウサギ(笑)。ひょっとしてガンちゃん・・・な訳ないか。
なんでしたら、いつでもメール一本で○○ますのでコッソリお気軽に。





