2009年01月18日

今週の一曲:相対性理論

相対性理論/LOVEずっきゅん <2008年>

最近めっきり邦楽の若手バンドについて疎くなってしまったので、
MASS OF THE FERMENTING DREGS、音速ライン、UNCHAIN、
サカナクション、lego big morlというような、ここ一年ほどの間に
雑誌やフリーペーパーでよく目にするバンドの音をMyspaceやYouTubeでチェックしてみた。

そこで何よりも驚いたのは、ASIAN KUNG-FU GENERATION、フジファブリック、
the band apart、チャットモンチーなどのここ数年でブレイクした世代のバンドの音が
早くもスタンダードなロックとして、またおそらく楽器を始めた頃の原体験として
今の若手バンドたちに大きな影響を与えているということだった。
どのバンドもとんでもなく完成度の高い中、よく聴くと
メロディやアレンジや唱法に、様々なところで先人たちの残した足跡が見え隠れする。
なんとまあ世代交代の早いことよ。

ただし、そのさらに前の世代となるナンバーガール、マッド・カプセル・マーケッツ、
ミッシェル・ガン・エレファントなどが持っていた、ゴリっとした骨太さや濃密な熱量は無い。
鳴らされているのは日本人ならではの、極めて純度の高いセンチメンタルなメロディでありながらも、
全体としてはどこかクールでサラリとした印象さえ受ける。
僕らの世代からするとやや物足りなさを感じるが、きっとこれが今のリアルな同時代性なのだろう。

その中で僕が一番気になったのが、相対性理論というバンド。
名前とジャケットは去年タワレコで何度か見かけ気になってはいたものの、今日初めて音を聴いた。
2006年9月に結成後、活動わずか2ヶ月で
この曲が収録されている自主制作盤「シフォン主義」をリリース、一度は廃盤になったが
ファンからの熱い要望のもと全国流通で再発され、一躍注目されるようになったという。

いや〜このロリ声のLo-Fiなロック、ちょっと好みだわ。
古いニューミュージック的なメロディーや、
歌詞における意味あり気かつシュールな言語感覚には新しい才能の輝きを感じる。
文字通り LOVEずっきゅん!と胸にキた。
1/7にリリースされたばかりの1stアルバム「ハイファイ新書」を近々買おうと思ってます。

band_soutaisei2

(いろいろあってバンド写真はナシよ)


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この記事へのコメント

1. Posted by FUJIMIROCK   2009年01月18日 22:33
同じく,最近邦楽CDをほとんど購入しなくなってしまったのですが,かろうじて,サカナクションだけはチェックしています。あのバンドには00年代の邦楽ロックを変える何かがありそうな気がしてます。で,この相対性理論。凄いですね。岡村ちゃんと椎名林檎の世界観を引き継いでる感じ。この「LOVEずっきゅん(書いてても赤面するタイトル・・)」なんか,スミスやらペイヴメントやら,なんかよくわからんですが,いろんなモンの影響を感じます。音作ってる人間は相当の曲者な感じがします。
でも,「ハイファイ新書」は,ジャケがヤバいなあ。いい大人ななのに,コレを嫁さんに見られたら間違いなく誤解されそう・・・。
2. Posted by コハゲ -管理人-   2009年01月19日 22:44
>FUJIMIROCKさん

サカナクション、どの楽曲も異様にクオリティが高くて驚きました。
特に「ナイトフィッシングイズグッド」にはPVも合わせてかなりグっときましたよ。

で、この相対性理論。
ヘッドフォンでじっくり聴いてみたのですが、さすがFUJIMIROCKさんご指摘のとおり、
岡村ちゃん〜椎名林檎〜スミスまで、かなり広範囲に渡る下地を感じます。
特にギターとベースのアンサンブルは、マジでかなり曲者というか芸達者でした。
一体何者なんでしょう?
あのヤバいジャケも、どこか戦略的なものを感じます。って考えすぎかな・・・。
3. Posted by とら   2009年01月19日 22:56
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もブログの更新楽しみにしています!

相対性理論の「LOVEずっきゅん」は耳にメロが残りますよね。PVも面白かったです。
私は最近の新人さんの中では、サカナクションが気に入っています。

おっしゃるとおり、骨太なバンドより、繊細でクールなバンドが増えたかもしれませんね。閉塞感のある時代なので、そういう音がマッチしているのかなぁと勝手に思っています。
4. Posted by コハゲ -管理人-   2009年01月19日 23:24
>とらさん

あけましておめでとうございます。
こちらこそご挨拶が遅れましたが、今年もよろしくお願いします。
「LOVEずっきゅん」、今日も仕事中、ずっと頭の中をグルグルと回っていました。
なんとかしてほしいです(笑)。
サカナクションはあちこちで評価が高いですよね〜
今度ちゃんとアルバムを聴いてみることにします。(とりあえずレンタルですが)

時代の音・・・あると思います!(天津木村)
5. Posted by マサ太郎   2009年01月19日 23:30
僕もこのバンドにはやられました。ファンク譲りの反復性にベルベッツ風の煌めき…なんて言ったら誉めすぎかも知れませんが、サブカル臭プンプンのB級感が病みつきになりますね〜。
6. Posted by コハゲ -管理人-   2009年01月20日 23:11
>マサ太郎さん

なんとマサ太郎さんもお気に入りとは!
そうなんです、このサブカル臭・B級ぽさ・虚無感がたまらないのですが、
本日タワレコで最新の「ハイファイ新書」を買おうと全曲試聴したら
う〜む、洗練されたA級の文字通りハイファイな音楽になっていました・・・
「シフォン主義」とは全く別モノの質感と言いますか。
で、とりあえず買うのを保留している次第です。

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人生はフライングV
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