2008年01月30日

今週の一曲:Manic Street Preachers

Manic Street Preachers/Motorcycle Emptiness <1992年>

昨年8月のサマーソニック大阪、マニック・ストリート・プリーチャーズは
夕刻前のオーシャンステージに登場した。
オープニングは初期のナンバー「You Love Us」。
最初で最後と言われた92年の来日時、心斎橋クアトロにおける
1曲だけのアンコールが確か「You Love Us」だった。
それ以来彼らのライブには行っていなかっただけに、
この長い年月を越えた繋がりには個人的に感慨深いものがあった。


マニックスといえば何といってもデビュー当時の爆弾発言
全世界で一位になるデビューアルバムを作って解散する」 が忘れられない。

冷静に考えればSONYとアルバム5枚契約を交わした時点で、無効なことは分かっていたが、
日本のファンとメディアだけは過剰にこの一点に反応した。
僕等は「散ること」を美しいと感じる日本国民なのである。
結局、ロッキンオンのライター岩見吉朗氏は、マニックスへの思い入れが強すぎたあまり、
この発言がバンド側から撤回された時点で、同時に自身も姿を消してしまった。

ナイーブ過ぎたかもしれないが、僕も含めて多くのファンが岩見氏の書く記事に
心をワクワクさせられたことを思うと、彼を責めるのは酷である。
そういえば初来日時、心斎橋クアトロの外では
チケットがとれず会場に入れなかった多くの女の子たちが泣き崩れているのを見かけた。


時は流れ、オレンジ色の西日が差す中、15年ぶりに観たマニックスは
危なっかしい当時の演奏の面影などは微塵もなく、
威風堂々とした完璧なるパフォーマンスを披露。
もはやスタジアムでのライブが似合う大物バンドになっていた。
ベスト的な選曲も然り。ジェームスの腹まわりもまた然り。

真夏の空を駆け巡るかのごとく、白いレス・ポールが鳴り響く。
失踪したまま行方不明のリッチーには届いているのだろうか。
ラストナンバーの「Motorcycle Emptiness」には、様々なことが思い出されてホロリと泣けた。


manics3.jpg

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1. 『モータウン・ジャンク』マニック・ストリート・プリーチャーズ  [ 毎日が夏休み! ]   2008年12月08日 23:25
「俺達のやれることで最も重要なことは、とんでもない注目を一手に集め、そのまま全部

この記事へのコメント

1. Posted by FUJIMIROCK    2008年02月03日 07:53
お邪魔します。
マニックスと岩見吉朗氏。2人(組)ともすごく「ロック」ですよね。マニックスは,解散しなかった代わりに,それこそ才能の残りカスまで使い果たして燃え尽きるまでやろうという気概を感じますし,岩見氏はマニックスの代わりに「散ってしまった」わけですから。岩見氏や増井修氏のような「ロック」を感じさせるライターがいないのが残念です。
2. Posted by コハゲ    2008年02月03日 13:21
>FUJIMIROCKさん

確かにあの頃、ロッキンオンのライター達はみんな熱かったです。
増井氏のストーンローゼズに対する思い入れも強烈なものがありましたね。
シーンも今ほど細分化されておらず、みんなが分かりやすく盛り上がれたのも良かったと思います。

そういえば田中宗一郎氏だけは、そのまま独自の路線でsnoozerをやってますね。相変わらずときどき変な方向へ暴走するときがありますが(笑)。
3. Posted by william    2008年12月08日 23:23
5 リッチーがいる時のマニックスのライブ観たかったですね。
といってもマニックス自体観たことありませんが(^^;)。

やっぱり岩見吉郎氏のライナーは、熱くて好きでした。
当時の俺が買うCDのライナーは、大抵増井修か田中宗一郎でしたね(笑)。
4. Posted by コハゲ -管理人-    2008年12月09日 20:05
>williamさん

クアトロで見たリッチーは、かなり地味でした。
後ろの方で、黙々と小さな音でギターを弾いていました。
当時、唯一まともに楽器の弾けたジェームスのワンマンショー状態(笑)。

しかし岩見氏の文章は良かったですよね。
読み手側の「思い」との相乗効果でヒートアップしまくりだったのが懐かしいです。

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今週の一曲:Theresa Andersson (コハゲ -管理人-)
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